データセンターS23
PDU監視
課題
ラック電力を銘板値で見積もっているため、ブレーカー容量に近いラックと余剰のラックが混在し、ラック単位の課金もできません。
ソリューション概要
MILESGOゲートウェイがインテリジェントPDU、電力量計のデータをSNMP / Modbus TCP / Modbus RTUで収集し、SNMP / MQTT / OPC UAとしてDCIM、課金システム、クラウドプラットフォーム(MQTT)に送ります。フィールド機器は既存のプロトコルと制御ロジックのままで、統合は専用コードではなく設定とポイント割付で行います。
標準的な対象範囲
- インテリジェントPDU
- 電力量計
プロトコル経路
SNMP / Modbus TCP / Modbus RTU → SNMP / MQTT / OPC UA
プロジェクトマネージャー向け実施チェックリスト
- UPS・PDU・空調の各機種のMIBファイル、SNMPバージョン、v3認証情報を集める。
- 最初の拠点の前に拠点・設備の命名規則を決め、全拠点のデータを比較できるようにする。
- ポイント数(モデルごとに256/512/1024/2048点)とRS-485チャネル数で機種を選定し、約20%の余裕を持たせる。
- 設置前に、顧客のIT部門とIPアドレス計画およびVLAN・ファイアウォール設定を決める。
- CT比、メーターID、乗率をポイント表に記録する。乗率の誤りは請求ミスの主因。
- ダッシュボード作成前に、KPIの定義(OEEの各要素や原単位など)を運用部門と取り決める。
プロジェクト成果物
- 承認済みのポイント表とプロトコル割付
- ゲートウェイ設定ファイルとバックアップ
- IPアドレス計画とネットワーク図
- FAT・SAT試験記録
- 竣工図書と運用者教育
システム構成
フィールド層:インテリジェントPDU、電力量計をSNMP / Modbus TCP / Modbus RTUで接続。エッジ・統合層:MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラーを既存盤のDINレールに取り付け、各機器をポーリングし、値にタイムスタンプを付けてローカルに保存。上位層:DCIM、課金システム、クラウドプラットフォーム(MQTT)がSNMP / MQTT / OPC UAとしてデータを受信。保守用のリモートアクセスはインターネットへのポート開放ではなくVPNで行います。
システム構成要素
- フィールド機器
- インテリジェントPDU、電力量計
- エッジ・統合
- MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラー
- 上位システム
- DCIM、課金システム、クラウドプラットフォーム(MQTT) (SNMP / MQTT / OPC UA)
- ツール・試運転
- Webベースの設定、ポイント表のインポート・エクスポート(Excel)、現場外シミュレーション、現場診断ツール
ソフトウェアとAIの機能
- 負荷・使用量の予測ロードマップ
導入ステップ
- 1
現地調査とポイントリスト
機器、プロトコル、レジスタマップ、盤内スペース、電源、ネットワーク経路を洗い出す。
- 2
設計とポイント表の承認
全ポイントを接続先プロトコル・システムに割り付け、顧客と上位システム業者の承認を得る。
- 3
設定とFAT
ゲートウェイ設定を現場外で作成・シミュレーションし、承認済みポイント表で試験する。
- 4
据付と配線
ゲートウェイをDINレールに取り付け、RS-485・I/O・Ethernetを配線し、IP計画を適用する。
- 5
SATとアラーム試験
現場表示と値を照合し、全アラームと制御指令を端から端まで試験する。
- 6
引き渡しとサポート
設定バックアップ、ポイント表、竣工図書を引き渡し、運用者を教育する。
お客様にとっての価値
- エリア別・系統別・時間帯別に使用量を可視化
- テナント、部門、コストセンター別に使用量を配分
- 異常を故障になる前に早期に把握
- 最適化と故障診断に使える信頼性の高いトレンドデータ