データセンターS24
精密空調(CRAC/CRAH)監視
課題
精密空調は本体表示でしか警報を出さず、圧縮機故障や高圧トリップはサーバールームの温度が上がってから気づきます。
ソリューション概要
MILESGOゲートウェイが精密空調(CRAC/CRAH)、温湿度センサー、漏水検知コントローラーのデータをModbus RTU / BACnet MS/TP / SNMPで収集し、SNMP / BACnet/IP / MQTTとしてDCIM、BMS(中央監視)、SMS・メール・メッセージアプリ通知に送ります。フィールド機器は既存のプロトコルと制御ロジックのままで、統合は専用コードではなく設定とポイント割付で行います。
標準的な対象範囲
- 精密空調(CRAC/CRAH)
- 温湿度センサー
- 漏水検知コントローラー
プロトコル経路
Modbus RTU / BACnet MS/TP / SNMP → SNMP / BACnet/IP / MQTT
プロジェクトマネージャー向け実施チェックリスト
- 各機器メーカーからレジスタマップとプロトコル資料を早めに入手する。資料不足は最も多い遅延要因。
- 同じシリアルチャネルの機器はプロトコルと通信設定を統一する必要があるため、設計段階でチャネルごとにまとめる。
- UPS・PDU・空調の各機種のMIBファイル、SNMPバージョン、v3認証情報を集める。
- アラームマトリクス(優先度、通知先、エスカレーション)を定め、SATで全アラームを端から端まで試験する。
- まず読み取り専用で立ち上げ、書き込み・制御点は顧客が1点ずつ承認してから有効にする。
- 設定バックアップ、ポイント表、IP計画、竣工図を引き渡し、運用者に簡単な教育を行う。
プロジェクト成果物
- 承認済みのポイント表とプロトコル割付
- ゲートウェイ設定ファイルとバックアップ
- IPアドレス計画とネットワーク図
- FAT・SAT試験記録
- 竣工図書と運用者教育
システム構成
フィールド層:精密空調(CRAC/CRAH)、温湿度センサー、漏水検知コントローラーをModbus RTU / BACnet MS/TP / SNMPで接続。エッジ・統合層:MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラーを既存盤のDINレールに取り付け、各機器をポーリングし、値にタイムスタンプを付けてローカルに保存。上位層:DCIM、BMS(中央監視)、SMS・メール・メッセージアプリ通知がSNMP / BACnet/IP / MQTTとしてデータを受信。保守用のリモートアクセスはインターネットへのポート開放ではなくVPNで行います。
システム構成要素
- フィールド機器
- 精密空調(CRAC/CRAH)、温湿度センサー、漏水検知コントローラー
- エッジ・統合
- MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラー
- 上位システム
- DCIM、BMS(中央監視)、SMS・メール・メッセージアプリ通知 (SNMP / BACnet/IP / MQTT)
- ツール・試運転
- Webベースの設定、ポイント表のインポート・エクスポート(Excel)、現場外シミュレーション、現場診断ツール
ソフトウェアとAIの機能
- トレンドデータの異常検知ロードマップ
- 設備トレンドからの予知保全指標ロードマップ
導入ステップ
- 1
現地調査とポイントリスト
機器、プロトコル、レジスタマップ、盤内スペース、電源、ネットワーク経路を洗い出す。
- 2
設計とポイント表の承認
全ポイントを接続先プロトコル・システムに割り付け、顧客と上位システム業者の承認を得る。
- 3
設定とFAT
ゲートウェイ設定を現場外で作成・シミュレーションし、承認済みポイント表で試験する。
- 4
据付と配線
ゲートウェイをDINレールに取り付け、RS-485・I/O・Ethernetを配線し、IP計画を適用する。
- 5
SATとアラーム試験
現場表示と値を照合し、全アラームと制御指令を端から端まで試験する。
- 6
引き渡しとサポート
設定バックアップ、ポイント表、竣工図書を引き渡し、運用者を教育する。
お客様にとっての価値
- アラームがSMS、メール、メッセージアプリで担当者に届く
- 異常を故障になる前に早期に把握
- メーカー別の画面ではなく、全サブシステムを1つの画面で把握
- 既存の制御プログラムを変えずに監視を追加