データセンターS25
データセンター冷却システム監視
課題
チラー、ポンプ、冷却塔、CRAHは別々の業者が制御しており、冷却系統全体も冷却に使うエネルギーも把握できません。
ソリューション概要
MILESGOゲートウェイがチラー、冷水ポンプ、冷却塔、精密空調(CRAC/CRAH)、熱量計(BTUメーター)、電力量計のデータをBACnet/IP / Modbus TCP / Modbus RTU / M-Busで収集し、OPC UA / SNMP / MQTTとしてDCIM、SCADA、エネルギー管理システムに送ります。フィールド機器は既存のプロトコルと制御ロジックのままで、統合は専用コードではなく設定とポイント割付で行います。
標準的な対象範囲
- チラー
- 冷水ポンプ
- 冷却塔
- 精密空調(CRAC/CRAH)
- 熱量計(BTUメーター)
- 電力量計
プロトコル経路
BACnet/IP / Modbus TCP / Modbus RTU / M-Bus → OPC UA / SNMP / MQTT
プロジェクトマネージャー向け実施チェックリスト
- 各機器メーカーからレジスタマップとプロトコル資料を早めに入手する。資料不足は最も多い遅延要因。
- まず読み取り専用で立ち上げ、書き込み・制御点は顧客が1点ずつ承認してから有効にする。
- CT比、メーターID、乗率をポイント表に記録する。乗率の誤りは請求ミスの主因。
- NTPを設定し、トレンド・アラーム・検針値のタイムスタンプをそろえる。
- ダッシュボード作成前に、KPIの定義(OEEの各要素や原単位など)を運用部門と取り決める。
- OTネットワークを分離し、インターネットにポートを開けずVPNでリモート接続する。
プロジェクト成果物
- 承認済みのポイント表とプロトコル割付
- ゲートウェイ設定ファイルとバックアップ
- IPアドレス計画とネットワーク図
- FAT・SAT試験記録
- 竣工図書と運用者教育
システム構成
フィールド層:チラー、冷水ポンプ、冷却塔、精密空調(CRAC/CRAH)、熱量計(BTUメーター)、電力量計をBACnet/IP / Modbus TCP / Modbus RTU / M-Busで接続。エッジ・統合層:MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラーを既存盤のDINレールに取り付け、各機器をポーリングし、値にタイムスタンプを付けてローカルに保存。上位層:DCIM、SCADA、エネルギー管理システムがOPC UA / SNMP / MQTTとしてデータを受信。保守用のリモートアクセスはインターネットへのポート開放ではなくVPNで行います。
システム構成要素
- フィールド機器
- チラー、冷水ポンプ、冷却塔、精密空調(CRAC/CRAH)、熱量計(BTUメーター)、電力量計
- エッジ・統合
- MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラー
- 上位システム
- DCIM、SCADA、エネルギー管理システム (OPC UA / SNMP / MQTT)
- ツール・試運転
- Webベースの設定、ポイント表のインポート・エクスポート(Excel)、現場外シミュレーション、現場診断ツール
ソフトウェアとAIの機能
- トレンドデータの異常検知ロードマップ
- 負荷・使用量の予測ロードマップ
導入ステップ
- 1
現地調査とポイントリスト
機器、プロトコル、レジスタマップ、盤内スペース、電源、ネットワーク経路を洗い出す。
- 2
設計とポイント表の承認
全ポイントを接続先プロトコル・システムに割り付け、顧客と上位システム業者の承認を得る。
- 3
設定とFAT
ゲートウェイ設定を現場外で作成・シミュレーションし、承認済みポイント表で試験する。
- 4
据付と配線
ゲートウェイをDINレールに取り付け、RS-485・I/O・Ethernetを配線し、IP計画を適用する。
- 5
SATとアラーム試験
現場表示と値を照合し、全アラームと制御指令を端から端まで試験する。
- 6
引き渡しとサポート
設定バックアップ、ポイント表、竣工図書を引き渡し、運用者を教育する。
お客様にとっての価値
- メーカー別の画面ではなく、全サブシステムを1つの画面で把握
- エリア別・系統別・時間帯別に使用量を可視化
- 最適化と故障診断に使える信頼性の高いトレンドデータ
- 既存の制御プログラムを変えずに監視を追加