エネルギー・電力S11
スマート電力量計の自動検針
課題
複数メーカーの数百台の電力量計が盤や拠点に分散し、毎月手作業で検針され、デマンド分析に使える時系列データがありません。
ソリューション概要
MILESGOゲートウェイが電力量計、M-Busメーター、LoRaWAN無線センサーのデータをModbus RTU / M-Bus / DL/T 645 / LoRaWANで収集し、MQTT / Modbus TCPとしてクラウドプラットフォーム(MQTT)、エネルギー管理システム、課金システムに送ります。フィールド機器は既存のプロトコルと制御ロジックのままで、統合は専用コードではなく設定とポイント割付で行います。
標準的な対象範囲
- 電力量計
- M-Busメーター
- LoRaWAN無線センサー
プロトコル経路
Modbus RTU / M-Bus / DL/T 645 / LoRaWAN → MQTT / Modbus TCP
プロジェクトマネージャー向け実施チェックリスト
- CT比、メーターID、乗率をポイント表に記録する。乗率の誤りは請求ミスの主因。
- M-Bus:セグメントごとの負荷数とケーブル長を確認。2線式M-Busゲートウェイは24 V DC電源が必要。
- RS-485:シールドツイストペア、デイジーチェーン配線、両端終端、リピーターなしで1セグメント最大32台。
- NTPを設定し、トレンド・アラーム・検針値のタイムスタンプをそろえる。
- セルラー回線を採用する前に、各拠点の4G電波とSIMのデータプランを確認する。
- ネットワーク断でもデータが残るようローカル保存を確認し、保存期間を決める。
- 機器種別ごとに設定テンプレートを標準化し、以降の拠点は作り直さずコピーする。
プロジェクト成果物
- 承認済みのポイント表とプロトコル割付
- ゲートウェイ設定ファイルとバックアップ
- IPアドレス計画とネットワーク図
- FAT・SAT試験記録
- 竣工図書と運用者教育
システム構成
フィールド層:電力量計、M-Busメーター、LoRaWAN無線センサーをModbus RTU / M-Bus / DL/T 645 / LoRaWANで接続。エッジ・統合層:MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラーを既存盤のDINレールに取り付け、各機器をポーリングし、値にタイムスタンプを付けてローカルに保存。上位層:クラウドプラットフォーム(MQTT)、エネルギー管理システム、課金システムがMQTT / Modbus TCPとしてデータを受信。保守用のリモートアクセスはインターネットへのポート開放ではなくVPNで行います。
システム構成要素
- フィールド機器
- 電力量計、M-Busメーター、LoRaWAN無線センサー
- エッジ・統合
- MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラー
- 上位システム
- クラウドプラットフォーム(MQTT)、エネルギー管理システム、課金システム (MQTT / Modbus TCP)
- ツール・試運転
- Webベースの設定、ポイント表のインポート・エクスポート(Excel)、現場外シミュレーション、現場診断ツール
ソフトウェアとAIの機能
- 使用量ベースラインと逸脱アラートパイロット
- 負荷・使用量の予測ロードマップ
導入ステップ
- 1
現地調査とポイントリスト
機器、プロトコル、レジスタマップ、盤内スペース、電源、ネットワーク経路を洗い出す。
- 2
設計とポイント表の承認
全ポイントを接続先プロトコル・システムに割り付け、顧客と上位システム業者の承認を得る。
- 3
設定とFAT
ゲートウェイ設定を現場外で作成・シミュレーションし、承認済みポイント表で試験する。
- 4
据付と配線
ゲートウェイをDINレールに取り付け、RS-485・I/O・Ethernetを配線し、IP計画を適用する。
- 5
SATとアラーム試験
現場表示と値を照合し、全アラームと制御指令を端から端まで試験する。
- 6
引き渡しとサポート
設定バックアップ、ポイント表、竣工図書を引き渡し、運用者を教育する。
お客様にとっての価値
- 手作業の読み取りを定期的な自動収集に置き換え
- エリア別・系統別・時間帯別に使用量を可視化
- ネットワーク断の間もデータをローカルに保持
- クラウドや分析にそのまま使えるデータ