産業・製造S31
PLCマルチプロトコルゲートウェイ
課題
同じ工場のSiemens、Schneider、三菱、RockwellのPLCは各コントローラーに追加プログラムなしではデータを交換できず、ライン間のインターロックがそのたびに案件になります。
ソリューション概要
MILESGOゲートウェイがPLC、機械HMI・CNCコントローラー、インバーター(VFD)のデータをS7 / Modbus TCP / EtherNet/IP / Modbus RTUで収集し、S7 / PROFINET / EtherNet/IP / OPC UAとして工場PLC(S7 / PROFINET / EtherNet/IP)、SCADA、MESに送ります。フィールド機器は既存のプロトコルと制御ロジックのままで、統合は専用コードではなく設定とポイント割付で行います。
標準的な対象範囲
- PLC
- 機械HMI・CNCコントローラー
- インバーター(VFD)
プロトコル経路
S7 / Modbus TCP / EtherNet/IP / Modbus RTU → S7 / PROFINET / EtherNet/IP / OPC UA
プロジェクトマネージャー向け実施チェックリスト
- 検証済みのPLCプログラムは変更せず、既存データ領域を読むかゲートウェイ側で割り付ける。
- 各機器メーカーからレジスタマップとプロトコル資料を早めに入手する。資料不足は最も多い遅延要因。
- ハードウェア発注前に、ポイントリストとプロトコル割付を顧客と確定する。
- 設置前に現場外で設定を作成・シミュレーション(FAT)し、現地作業時間を短縮する。
- 設置前に、顧客のIT部門とIPアドレス計画およびVLAN・ファイアウォール設定を決める。
- OTネットワークを分離し、インターネットにポートを開けずVPNでリモート接続する。
- 設定バックアップ、ポイント表、IP計画、竣工図を引き渡し、運用者に簡単な教育を行う。
プロジェクト成果物
- 承認済みのポイント表とプロトコル割付
- ゲートウェイ設定ファイルとバックアップ
- IPアドレス計画とネットワーク図
- FAT・SAT試験記録
- 竣工図書と運用者教育
システム構成
フィールド層:PLC、機械HMI・CNCコントローラー、インバーター(VFD)をS7 / Modbus TCP / EtherNet/IP / Modbus RTUで接続。エッジ・統合層:MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラーを既存盤のDINレールに取り付け、各機器をポーリングし、値にタイムスタンプを付けてローカルに保存。上位層:工場PLC(S7 / PROFINET / EtherNet/IP)、SCADA、MESがS7 / PROFINET / EtherNet/IP / OPC UAとしてデータを受信。保守用のリモートアクセスはインターネットへのポート開放ではなくVPNで行います。
システム構成要素
- フィールド機器
- PLC、機械HMI・CNCコントローラー、インバーター(VFD)
- エッジ・統合
- MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラー
- 上位システム
- 工場PLC(S7 / PROFINET / EtherNet/IP)、SCADA、MES (S7 / PROFINET / EtherNet/IP / OPC UA)
- ツール・試運転
- Webベースの設定、ポイント表のインポート・エクスポート(Excel)、現場外シミュレーション、現場診断ツール
ソフトウェアとAIの機能
- アップロードしたレジスタ表からのポイント割付支援パイロット
導入ステップ
- 1
現地調査とポイントリスト
機器、プロトコル、レジスタマップ、盤内スペース、電源、ネットワーク経路を洗い出す。
- 2
設計とポイント表の承認
全ポイントを接続先プロトコル・システムに割り付け、顧客と上位システム業者の承認を得る。
- 3
設定とFAT
ゲートウェイ設定を現場外で作成・シミュレーションし、承認済みポイント表で試験する。
- 4
据付と配線
ゲートウェイをDINレールに取り付け、RS-485・I/O・Ethernetを配線し、IP計画を適用する。
- 5
SATとアラーム試験
現場表示と値を照合し、全アラームと制御指令を端から端まで試験する。
- 6
引き渡しとサポート
設定バックアップ、ポイント表、竣工図書を引き渡し、運用者を教育する。
お客様にとっての価値
- 既存の制御プログラムを変えずに監視を追加
- 新しい機器を専用ドライバー開発なしに設定だけで統合
- オープンなインターフェース(BACnet、Modbus、OPC UA、MQTT、HTTP)で特定メーカーへの依存を回避
- メーカー別の画面ではなく、全サブシステムを1つの画面で把握