産業・製造S36
OEEデータ収集
課題
OEEは手書きの記録から計算しているため、稼働率・性能・品質の数字に異論が出て、改善活動が推測から始まります。
ソリューション概要
MILESGOゲートウェイが生産カウンター・機械状態信号、PLC、運転・停止・故障の無電圧接点のデータをS7 / Modbus TCP / EtherNet/IP / Modbus RTUで収集し、OPC UA / MQTTとしてMES、ヒストリアン・データベース(MySQL、SQL Server、InfluxDB)、大型スクリーンのダッシュボード(HDMI)に送ります。フィールド機器は既存のプロトコルと制御ロジックのままで、統合は専用コードではなく設定とポイント割付で行います。
標準的な対象範囲
- 生産カウンター・機械状態信号
- PLC
- 運転・停止・故障の無電圧接点
プロトコル経路
S7 / Modbus TCP / EtherNet/IP / Modbus RTU → OPC UA / MQTT
プロジェクトマネージャー向け実施チェックリスト
- ダッシュボード作成前に、KPIの定義(OEEの各要素や原単位など)を運用部門と取り決める。
- 検証済みのPLCプログラムは変更せず、既存データ領域を読むかゲートウェイ側で割り付ける。
- 配線信号はDI/DO/AI/AOごとに種類(無電圧接点、4–20 mA、0–10 V、PT1000)を一覧にし、それに合わせてIOモジュールを選ぶ。
- NTPを設定し、トレンド・アラーム・検針値のタイムスタンプをそろえる。
- ネットワーク断でもデータが残るようローカル保存を確認し、保存期間を決める。
- ダッシュボードの利用者と役割を洗い出し、権限を設定する。
プロジェクト成果物
- 承認済みのポイント表とプロトコル割付
- ゲートウェイ設定ファイルとバックアップ
- IPアドレス計画とネットワーク図
- FAT・SAT試験記録
- 竣工図書と運用者教育
システム構成
フィールド層:生産カウンター・機械状態信号、PLC、運転・停止・故障の無電圧接点をS7 / Modbus TCP / EtherNet/IP / Modbus RTUで接続。エッジ・統合層:MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラーを既存盤のDINレールに取り付け、各機器をポーリングし、値にタイムスタンプを付けてローカルに保存。上位層:MES、ヒストリアン・データベース(MySQL、SQL Server、InfluxDB)、大型スクリーンのダッシュボード(HDMI)がOPC UA / MQTTとしてデータを受信。保守用のリモートアクセスはインターネットへのポート開放ではなくVPNで行います。
システム構成要素
- フィールド機器
- 生産カウンター・機械状態信号、PLC、運転・停止・故障の無電圧接点
- エッジ・統合
- MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラー
- 上位システム
- MES、ヒストリアン・データベース(MySQL、SQL Server、InfluxDB)、大型スクリーンのダッシュボード(HDMI) (OPC UA / MQTT)
- ツール・試運転
- Webベースの設定、ポイント表のインポート・エクスポート(Excel)、現場外シミュレーション、現場診断ツール
ソフトウェアとAIの機能
- トレンドデータの異常検知ロードマップ
- 収集データからのレポート自動作成ロードマップ
導入ステップ
- 1
現地調査とポイントリスト
機器、プロトコル、レジスタマップ、盤内スペース、電源、ネットワーク経路を洗い出す。
- 2
設計とポイント表の承認
全ポイントを接続先プロトコル・システムに割り付け、顧客と上位システム業者の承認を得る。
- 3
設定とFAT
ゲートウェイ設定を現場外で作成・シミュレーションし、承認済みポイント表で試験する。
- 4
据付と配線
ゲートウェイをDINレールに取り付け、RS-485・I/O・Ethernetを配線し、IP計画を適用する。
- 5
SATとアラーム試験
現場表示と値を照合し、全アラームと制御指令を端から端まで試験する。
- 6
引き渡しとサポート
設定バックアップ、ポイント表、竣工図書を引き渡し、運用者を教育する。
お客様にとっての価値
- 最適化と故障診断に使える信頼性の高いトレンドデータ
- メーカー別の画面ではなく、全サブシステムを1つの画面で把握
- 既存の制御プログラムを変えずに監視を追加
- コンプライアンスと報告のためのタイムスタンプ付き記録