スマートシティ・公共施設S54
地域冷房監視
課題
地域冷房プラントは需要家ごとに供給熱量で課金する必要がありますが、熱交換所の熱量計は手検針で、送水温度も追跡されていません。
ソリューション概要
MILESGOゲートウェイが熱量計(BTUメーター)、チラー、冷水ポンプ、圧力伝送器、PT100/PT1000温度センサーのデータをM-Bus / Modbus RTU / Modbus TCP / BACnet/IPで収集し、OPC UA / MQTT / BACnet/IPとしてSCADA、課金システム、エネルギー管理システムに送ります。フィールド機器は既存のプロトコルと制御ロジックのままで、統合は専用コードではなく設定とポイント割付で行います。
標準的な対象範囲
- 熱量計(BTUメーター)
- チラー
- 冷水ポンプ
- 圧力伝送器
- PT100/PT1000温度センサー
プロトコル経路
M-Bus / Modbus RTU / Modbus TCP / BACnet/IP → OPC UA / MQTT / BACnet/IP
プロジェクトマネージャー向け実施チェックリスト
- M-Bus:セグメントごとの負荷数とケーブル長を確認。2線式M-Busゲートウェイは24 V DC電源が必要。
- CT比、メーターID、乗率をポイント表に記録する。乗率の誤りは請求ミスの主因。
- NTPを設定し、トレンド・アラーム・検針値のタイムスタンプをそろえる。
- 監査に必要なデータ保存期間とレポート形式を、最初に品質部門と取り決める。
- セルラー回線を採用する前に、各拠点の4G電波とSIMのデータプランを確認する。
- まず読み取り専用で立ち上げ、書き込み・制御点は顧客が1点ずつ承認してから有効にする。
プロジェクト成果物
- 承認済みのポイント表とプロトコル割付
- ゲートウェイ設定ファイルとバックアップ
- IPアドレス計画とネットワーク図
- FAT・SAT試験記録
- 竣工図書と運用者教育
システム構成
フィールド層:熱量計(BTUメーター)、チラー、冷水ポンプ、圧力伝送器、PT100/PT1000温度センサーをM-Bus / Modbus RTU / Modbus TCP / BACnet/IPで接続。エッジ・統合層:MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラーを既存盤のDINレールに取り付け、各機器をポーリングし、値にタイムスタンプを付けてローカルに保存。上位層:SCADA、課金システム、エネルギー管理システムがOPC UA / MQTT / BACnet/IPとしてデータを受信。保守用のリモートアクセスはインターネットへのポート開放ではなくVPNで行います。
システム構成要素
- フィールド機器
- 熱量計(BTUメーター)、チラー、冷水ポンプ、圧力伝送器、PT100/PT1000温度センサー
- エッジ・統合
- MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラー
- 上位システム
- SCADA、課金システム、エネルギー管理システム (OPC UA / MQTT / BACnet/IP)
- ツール・試運転
- Webベースの設定、ポイント表のインポート・エクスポート(Excel)、現場外シミュレーション、現場診断ツール
ソフトウェアとAIの機能
- 負荷・使用量の予測ロードマップ
- トレンドデータの異常検知ロードマップ
導入ステップ
- 1
現地調査とポイントリスト
機器、プロトコル、レジスタマップ、盤内スペース、電源、ネットワーク経路を洗い出す。
- 2
設計とポイント表の承認
全ポイントを接続先プロトコル・システムに割り付け、顧客と上位システム業者の承認を得る。
- 3
設定とFAT
ゲートウェイ設定を現場外で作成・シミュレーションし、承認済みポイント表で試験する。
- 4
据付と配線
ゲートウェイをDINレールに取り付け、RS-485・I/O・Ethernetを配線し、IP計画を適用する。
- 5
SATとアラーム試験
現場表示と値を照合し、全アラームと制御指令を端から端まで試験する。
- 6
引き渡しとサポート
設定バックアップ、ポイント表、竣工図書を引き渡し、運用者を教育する。
お客様にとっての価値
- 手作業の読み取りを定期的な自動収集に置き換え
- テナント、部門、コストセンター別に使用量を配分
- エリア別・系統別・時間帯別に使用量を可視化
- コンプライアンスと報告のためのタイムスタンプ付き記録