スマートビルS10
ビル統合運用センター
課題
施設チームは複数のビルを表計算とメーカーのポータルで管理し、共通のダッシュボード、アラーム一覧、管理システム向けAPIがありません。
ソリューション概要
MILESGOゲートウェイが空調機(AHU)、チラー、電力量計、室内空気質センサー(CO2、PM2.5、TVOC、温湿度)、エレベーター制御盤、火災報知盤(読み取りのみ)のデータをOPC UA / BACnet/IP / Modbus TCP / MQTTで収集し、OPC UA / MQTTとして運用・指令センター、大型スクリーンのダッシュボード(HDMI)、クラウドプラットフォーム(MQTT)、他社プラットフォーム(HTTP API)、SMS・メール・メッセージアプリ通知に送ります。フィールド機器は既存のプロトコルと制御ロジックのままで、統合は専用コードではなく設定とポイント割付で行います。
標準的な対象範囲
- 空調機(AHU)
- チラー
- 電力量計
- 室内空気質センサー(CO2、PM2.5、TVOC、温湿度)
- エレベーター制御盤
- 火災報知盤(読み取りのみ)
プロトコル経路
OPC UA / BACnet/IP / Modbus TCP / MQTT → OPC UA / MQTT
プロジェクトマネージャー向け実施チェックリスト
- ダッシュボードの利用者と役割を洗い出し、権限を設定する。
- 最初の拠点の前に拠点・設備の命名規則を決め、全拠点のデータを比較できるようにする。
- アラームマトリクス(優先度、通知先、エスカレーション)を定め、SATで全アラームを端から端まで試験する。
- OTネットワークを分離し、インターネットにポートを開けずVPNでリモート接続する。
- ダッシュボード作成前に、KPIの定義(OEEの各要素や原単位など)を運用部門と取り決める。
- 段階的に展開する。1拠点・1エリアで試行し、データ品質を確認してから横展開する。
- 設定バックアップ、ポイント表、IP計画、竣工図を引き渡し、運用者に簡単な教育を行う。
プロジェクト成果物
- 承認済みのポイント表とプロトコル割付
- ゲートウェイ設定ファイルとバックアップ
- IPアドレス計画とネットワーク図
- FAT・SAT試験記録
- 竣工図書と運用者教育
システム構成
フィールド層:空調機(AHU)、チラー、電力量計、室内空気質センサー(CO2、PM2.5、TVOC、温湿度)、エレベーター制御盤、火災報知盤(読み取りのみ)をOPC UA / BACnet/IP / Modbus TCP / MQTTで接続。エッジ・統合層:MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラーを既存盤のDINレールに取り付け、各機器をポーリングし、値にタイムスタンプを付けてローカルに保存。上位層:運用・指令センター、大型スクリーンのダッシュボード(HDMI)、クラウドプラットフォーム(MQTT)、他社プラットフォーム(HTTP API)、SMS・メール・メッセージアプリ通知がOPC UA / MQTTとしてデータを受信。保守用のリモートアクセスはインターネットへのポート開放ではなくVPNで行います。
システム構成要素
- フィールド機器
- 空調機(AHU)、チラー、電力量計、室内空気質センサー(CO2、PM2.5、TVOC、温湿度)、エレベーター制御盤、火災報知盤(読み取りのみ)
- エッジ・統合
- MILESGOのプロトコルゲートウェイとエッジコントローラー
- 上位システム
- 運用・指令センター、大型スクリーンのダッシュボード(HDMI)、クラウドプラットフォーム(MQTT)、他社プラットフォーム(HTTP API)、SMS・メール・メッセージアプリ通知 (OPC UA / MQTT)
- ツール・試運転
- Webベースの設定、ポイント表のインポート・エクスポート(Excel)、現場外シミュレーション、現場診断ツール
ソフトウェアとAIの機能
- 自然言語の説明から監視画面を自動生成(SCADAゲートウェイのAIアシスタント)パイロット
- アラームノイズ削減と根本原因ごとの集約ロードマップ
- 拠点データへの自然言語での問い合わせロードマップ
導入ステップ
- 1
現地調査とポイントリスト
機器、プロトコル、レジスタマップ、盤内スペース、電源、ネットワーク経路を洗い出す。
- 2
設計とポイント表の承認
全ポイントを接続先プロトコル・システムに割り付け、顧客と上位システム業者の承認を得る。
- 3
設定とFAT
ゲートウェイ設定を現場外で作成・シミュレーションし、承認済みポイント表で試験する。
- 4
据付と配線
ゲートウェイをDINレールに取り付け、RS-485・I/O・Ethernetを配線し、IP計画を適用する。
- 5
SATとアラーム試験
現場表示と値を照合し、全アラームと制御指令を端から端まで試験する。
- 6
引き渡しとサポート
設定バックアップ、ポイント表、竣工図書を引き渡し、運用者を教育する。
お客様にとっての価値
- メーカー別の画面ではなく、全サブシステムを1つの画面で把握
- アラームがSMS、メール、メッセージアプリで担当者に届く
- クラウドや分析にそのまま使えるデータ
- リモート診断で現地出動を削減